対人戦について
 皆さんも知っての通り、ウィザードリィオンラインには近年のネットゲームにしては珍しくPK(プレイヤーキル)が可能な仕様となっています。昨日今日始めた人でない限り、このことについてはプレイヤー各人に持論があることと思います。ちなみにユニオン「旅の仲間」では、アンチPKを掲げています。


 私は私なりに、こういうロールプレイングならば例え赤ネームでも不快にはならず、かえって楽しいのではないか、と思うものがあります。それは要するに、どんなプレイであろうとも、互いに楽しみを分かち合うプレイでなければ同時接続で遊んでいる意味がない、ということです。弱いものをいじめたり、自分の強さを誇示するようなPKerがいたとしたら、排斥したいと望むでしょう。


 年単位で考えると、PKは減ってきている気もします。ですが、入口からすぐに狩り場があって周回のしやすいダンジョンなどでは今でもPKが横行しています。PKされたときの対応も皆さんそれぞれでしょうが、混成パーティー、いわゆる野良パーティーの場合、即刻退避チャンネル移動、が多いと思います。基本的にそれでいいのだとは思います。


 ですが、対人戦が出来る仕様になっているのですから、退避以外の選択肢をまったく捨ててしまうというのはどうかという思いがあります。もちろん、中途半端な反撃をしてPKerを喜ばせても意味がないのは分かっています。PKをしてくる犯罪者は、モンスターとの戦いとはやり方が違う対人戦に手なれているはずですし、そもそもスキルビルドや装備も対人戦用のものになっています。狩り用のキャラとして育てている白ネームのキャラは、赤ネームのキャラに対人戦で勝てるはずがありません。


 逆を言えばPKerは、自分の優位が分かっていながら、人の邪魔をするわけですから、やられた方が不快にならない方がおかしい。限られた時間の中で狩りをしている白ネームの人たちは、舌打ちをしながらチャンネルを変える。その繰り返しにはわたしは倦んできています。毎回とは言わないまでも、たまには大勢で反撃して撃退し、溜飲をさげる機会があってもいいのではないですか?


 我々白ネームは狩りをしに狩り場へ行くのですが、そこへPKerがやってきて不本意な対人戦を勝手に挑んでくるわけですから、これに対して正々堂々と反撃する必要はありません。相手が1人であっても、数十人で戦ったらいいと思います。そんなに大勢で反撃してくるのは卑怯だぞ、というのはおかしな話です。それなら狩り中にPKしてくるのをやめてくれ、ということになるでしょう。


 実は数年前には、ユニオン行事で対人戦の練習をしていました。それはいざと言うとき、ユニオンメンバーに対人戦が出来るようになっていて欲しかったからです。ですが、当時はペナルティー回避が完全とはいいがたいユニオンルームで実施していたため、事故で赤ネームになってしまうメンバーさんが続出し、すっかりやらなくなってしまいました。


 ですが、今ではペナルティー回避がほぼ完璧な対人戦練習場などが出来たこともあり、時折また対人戦の練習をユニオンで実施したくなるときがあります。ただ、対人戦をそもそも毛嫌いする人や、PKerとのやり取りを忌避する人などもいて、気軽に声かけが出来る雰囲気ではありません。さらに言えば、おそらく最初の頃はほぼ座業のような話に終始する退屈なものになると思います。初心者の人にいきなり戦ってみてというのは無理な話で、たとえば武道を習いに行ったとしても、最初は話を聞いて、ストレッチをして、筋トレをして、型を習って、道具を使ってみて、というのが順路です。いきなり乱取りをするはずがありません。


 もし対人戦の練習をユニオン行事でやるとしたら、次のような項目について一緒に学んでいくべきかな、と考えています。


 @反撃する際の条件
   PTと周囲の状況、復活位置、PT構成等
 A日常的に出来るPK対策
   復活位置、各種音量、戦闘ログの単独表示、BLの活用
 B対人戦で有効なスキル 
   アベンジの仕組み、防御無視の効果、魔法ダメージ、足止めスキル
 C懸賞金システム 
   懸賞金と自主による解消、重犯罪状態と討伐の成立条件、投獄等
 Dターゲットモード
   ターゲットモードの種類と切り替えについて
 Eモンスターへのダメージ計算と対人戦でのダメージ計算
   物理防御、魔法防御を表示したキャラへの攻撃テスト等
 Fルートについて
   職業による被ルート時間、ルートを止める、装備の配列、奪還等
 G犯罪者・PKerの行動パターン
   優先攻撃される職、重犯罪状態からの退避、ルート品の確定等

 長文になってしまいましたが、ユニオンメンバーさんの反応を知りたいです。意見のある方はミーティングの際や、それ以外のときでも、リングにて表明願います。ユニオン運営の参考にさせてもらいます。